2009年04月01日
7回配本
今回は、片岡千恵蔵の
昭和35年作遠山金さんの
シリーズ15作目です。
金さんの映画化は
明治44年が最初だったとか。
でも、主役や主要キャストは
不明だった様です。
千恵蔵の第一作は
昭和25年ですから
未だ当然のことながら
白黒でした。
当時は、刺青も桜のみの
地味なものであったようです。
カラー作品になってから
お馴染みの雲や渦巻きを加えた
桜吹雪がシンボルとして
定着したようです。
この作品は、
金さんが未だ奉行職に
就く前の話です。
千恵蔵お得意の江戸言葉の
べらんめぇ節が炸裂、
「背中に匂う夜桜を誰か
器用に散らしてみやがれぇ」
と、やります。
金さんが長袴の片足を放り出す
仕草も定番となっていますが、
ご存知の方もありましょうが
礼装用の長袴を奉行所で
着用する事はありませんでした。
これも迫力を出すための
千恵蔵のアイデアだったようです。
こうしたスタイルを金さんの
トレードマークとして千恵蔵が
作り上げて行ったようです。
さすが!さすが!
因みに、
若い時に放蕩していた
金さんの実際の刺青は
女性の生首だったとか。
一寸怖い話ですね。
こうした放蕩三昧を悔い
家督を継ぎ名奉行に
成って行ったようです。
感謝! 神謝!
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Posted by 髭爺 at 10:23│Comments(0)