2009年01月15日
道
40数年程前に
池袋の某映画館で見ました。
いつまでも髭爺の心を
占領して止まない映画です。
製作は1954年です。
1957年5月25日雨の土曜日。
東京・有楽町駅の日比谷口前は
身動きならない人だかりで、
色とりどりの雨傘に
埋まっていたと言います。
丁度その日は、フランク永井が
ジャズ歌手でスターとしたけれど
中々ヒットに恵まれず歌謡曲に転向し、
「そごう有楽町店」(2000年閉店)が
オープンのキャンペーンソングで
「有楽町で逢いましょう」を
流した日でもありました。
其の人だかりは、
2~3列の長い傘の列を300m位成し、
日比谷スカラ座に次々と吸い込まれて
行ったとのことです。
そうなんです。
大ヒット曲「ジェルソミーナ」が流れ、
日本で始めて「道」が上映されたのです。
朝10時からの第一回目の開映は
1197席を満席にするばかりか
立ち見の観客でごった返したそうです。
この状況は、
世界各国でも同じだったようです。
この物語の底に流れる哀切な
「ジェルソミーナ」の調べが
世界の人々をも虜にしたようです。
1954年 ヴェネチア国際映画祭
サン・マルコ銀獅子賞受賞。
1956年 第29回アカデミー賞
外国映画賞受賞
1957年 第31回キネマ旬報
ベストテン第1位
この映画への想いが忘れられず、
2年前にDVDを手に入れ、
時折、鑑賞しております。
先日、劇団の女の子に貸してあげたら、
2回も見てくれたようです。
今の若者達に沢山見て欲しい映画です。
感謝! 神謝!
○哀切の 想い抱きし 調べには
閉ざせし心 花開かせん
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Posted by 髭爺 at 11:49│Comments(0)