髭爺の徒然なるままに

団塊の世代の方々は、
ご存知だろうが、
今の若い世代には
全く影も見えない存在かもしれません。

嘗て、中学の日本史に
或いは美術の本に、
牛の背に後ろ向きに
座っておられた一人の僧に
記憶は無いだろうか。

僧になられる前は、
戦いの場ではその名を馳せ、
恐れられていた存在の方です。

1184年、
歴史上、激戦と評される
須磨の浦の戦いの折、
一人の武士と戦い
白刃を振り払って相手を
討ち取った時の逸話が
今も語り伝えられております。

その相手とは直実が息子と同じ
年端も行かぬ平敦盛だったのです。

詳しくは、ネットか歴史書で
ご覧頂きたいと思います。

その直実が輝ける武勲の名誉を捨て
念仏行脚に明け暮れる余生を送り
世の中に沢山の功績を残しております。

それがこの絵となります。

人とは何ぞや。
ここに武士道が存在します。

若い方々に是非伝えたいものです。

感謝！　神謝！

◎情けもて　人の命も　我にあり
　　　　　　　救わんとせば　我に返りて



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