11回配本

髭爺

2009年05月26日 10:57


股旅といって、
江戸時代に渡世人と
呼ばれていた侠客(やくざ)が
賭博をやりながら諸国を
旅して回っていました。

中には、一宿一飯と言って
地元のやくざの家に
泊まらせてもらい、
其の恩義を返す意味で
喧嘩の助太刀や殺しを
依頼される事もありました。

今回の11回配本である
この沓掛時次郎遊侠一匹は、
文学界に股旅物という
ジャンルを築いた長谷川伸が
第3弾として昭和3年に
書き下ろした戯曲です。

同年に新国劇で舞台化されるや否や
大当たりを取り時次郎の名は
瞬く間に世間に広まって行きました。

昭和4年には大河内傳次郎が主演し、
その後も股旅物の定番となり
数々製作されてゆきました。


昭和41年のこの作品は、
演技力に磨きが掛かった
33歳の中村錦之助が演じ、
人気急上昇中の渥美清も
時次郎の弟分として出演し、
この年には「泣いてたまるか」で
大ブレイクしております。


現代劇の池内淳子や
チャンバラトリオの結城哲也、
そして東映を去る事となった
東千代ノ介も錦之助によって
花道を飾る出演を果たしております。

感謝! 神謝!

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